八王子市の補助金を活用した耐震改修工事Ⅱ

最終更新日:2025/11/19 公開日:2025/11/18

八王子店施工管理の小川です。

八王子市で耐震改修工事を施工中のN様邸は順調に工程が進んでいます。

 

 

③筋交・柱頭金物2

 

M様邸は昭和56年以降に建てられた「新耐震基準」の建物ですが

耐震診断の評価点は0.64で「大地震で倒壊する恐れあり」という結果でした。

 

平成12年の建築基準法の改正前に建てられた建物には、筋交いを固定する専用の金物がなく

釘打ち等なので、大地震で建物が大きく揺れると抜けてしまう事が阪神淡路大震災で判明しました。

 

 

筋交金物2倍

 

そのため平成12年(2000年)の告示で、使用する建築金物の仕様が定められました。

 

 

①構造用合板用 釘N50

 

構造用合板を打ち付ける釘は、国土交通省監修の「木造住宅の耐震診断と補強方法」で、

「N-50釘」を150ピッチ以内に打ち込むと定められています。

 

 

①構造用合板 完了

 

正しい基準通りの施工をしないと耐震補強工事が無駄になってしまいます。

 

 

②SDU耐震ダンパー

 

今回の工事では「SDU耐震補強ダンパー」という国土交通大臣認定の金物を使用して、開口部の補強も行いました。

 

 

2000年基準では耐力壁のバランスも考慮しています。

南側に開口部が多く、北側に壁が多い建物は重心と剛心が離れてしまい、偏心率が高くなってしまいます。

 

耐震壁の配置バランスを改善し、重心と剛心を合わせる(偏心率0.15以内) のが正しい耐震改修工事となります。

 

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八王子市出身、在住。工学院八王子専門学校土木建築課卒業後、市内の工務店に就職し、新築とリフォームの設計・施工管理として約15年のキャリアを積む。その後更なるキャリアアップを目指してエンラージに入社。幅広い知識と経験にエンラージイズムをプラスして、オールマイティーな建築技術者として活躍中。お客様からの評価が高く、スタッフや職人からの信頼も厚い。2022年5月からは八王子本店の課長として施工管理のリーダー的役割を担う。ハウスメーカーの建物やS造・RC造等難しい案件を多数経験し、どんなリフォームでも任せられるプロ中のプロ。2025年に「八王子市耐震お助け隊」の一員となる。