八王子市の補助金を活用した耐震改修工事

八王子店施工管理の小川です。

八王子市では今年度から耐震診断や耐震改修の補助金対象物件を平成12年(2000年)以前の

在来木造住宅に拡充しました。(以前は昭和56年以前の建物に限定されていました)

 

その結果「八王子市耐震お助け隊」の無料訪問の申込み件数が昨年の倍の120件に増えたため

今月で新規の受付は終了となりました。

 

 

 

現在八王子市M様邸で、八王子市の補助金を活用した耐震改修工事を施工中です。

M様邸は昭和62年に建築された「新耐震基準」の建物ですが、今年7月に当社で「耐震診断」を

行った結果、耐震評点は0.64で「大地震で倒壊する恐れがある」という評価になりました。

(耐震診断費用は約20万円で、八王子市から15万円の補助金が受けられました)

 

 

 

M様は評点1.0以上(大地震で倒壊しないレベル)の耐震補強をご希望だったので

八王子市の「居住環境整備補助金」を最大限(100万円)に活用して、補強工事を行う事になりました。

 

「耐震補強設計図書」に基づいて、新たに筋交いを入れたり専用の金物で補強して

耐震強度を高めています。

 

 

 

すべての補強ヵ所の工程を写真に撮り、完成後に八王子市住宅政策課に提出して

補助金を申請します。

 

 

M様邸では筋交いにプラスして、外部から構造用合板を貼って耐震強度を高めています。

 

 

 

構造用合板の施工にはN50という特殊な釘を使い、ピッチ(間隔)は150mm以下と定められています。

 

 

 

評点を1.0以上に向上する耐震改修工事を行うと、「耐震改修補助金(100万円)」だけではなく

様々な補助金を併用して受ける事ができます。

M様邸は雨戸が無い窓があったので、雨戸付きサッシに交換しました。

この工事は「台風対策工事(10万円)」の対象になります。

 

最後に外壁と屋根の全塗装も行うので、「長寿命化工事(5万円)」の対象にもなります。

 

今年度の「居住環境整備補助金」は申込み終了となりましたが

来年度以降に施工をご希望の方は、お気軽にお問合せ下さい。

 

 

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